お役立ち情報

シートのはがし方

装飾用シートのはがし方

ガラス面に使用されている装飾用シートの、基本的なはがし方をご紹介します。
※強粘着力のシートやガラスの状態によっては、専門技術が必要となりますので、施工会社へお任せすることをお勧めいたします。

装飾用シートのはがし方(ガラス面)

シートをはがす際、必要な道具

シートを剥がす際に、下記のような道具があると便利です。
また、刃物を使う際は、力をいれすぎると怪我をするおそれがります。新しい刃を使い、注意して作業してください。

  • カッター
  • スクレイパー/ヘラ
  • ドライヤー
  • シール剥がし剤
  • 霧吹き
シートをはがす際、必要な道具

はがし方の3つのポイント

  • 端から、ゆっくりはがします
    端から、ゆっくりはがします。
    粘着力が強い場合はヘラを使って。

    再剥離タイプのシートや、貼ってからあまり経過していないシートであれば、カッターなどでシートの端を少しはがし、ゆっくりと手で引っ張ることで簡単にはがすことができます。
    粘着力の強いシートや、耐用年数を超えて長期間貼られているシートの場合は、スクレイパーやヘラを用いて、ガラス面を傷めないよう慎重にシートの端からはがしていきましょう。

  • ドライヤーを使えば糊が柔らかくなり、 はがしやすくなります。
    ドライヤーを使えば糊が柔らかくなり、はがしやすくなります。

    粘着力が強い場合や気温が低い時などは、シートにドライヤーで熱風を吹き付けると糊が柔らかくなり、はがしやすくなります。冷めたら再度熱風を吹き付けてスクレイパーで慎重にはがす。この作業を、焦らずにゆっくりと繰り返していきましょう。

  • シールはがし剤が効果的です。
    ガラス面に残った糊には、
    シールはがし剤が効果的です。

    粘着力が強いシートの場合、はがしたガラス面に糊が残ってしまうことがあります。その際は市販のシールはがし剤をスプレーして浸透させてから、布やヘラで取り除きましょう。
    最後に霧吹きを使って細かい糊を水拭きしたら完了です。
    ※なお、シールはがし剤を使用する際には、事前に目立たない場所でテストを行ってください。溶剤で下地を痛める場合があります。

シートの施工方法

装飾シートの2つの施工方法

このページでは、「水貼り」「ドライ貼り」という2つの基本的な装飾用シート施工方法をご紹介します。
基本的な手順と、各施工方法のメリット・デメリットもあわせてご紹介しておりますので、用途に応じて参考にしてください。

装飾用シートの2つの施工方法(ガラス面)

「水貼り」について

装飾用シートを貼るときに、水を使って貼る方法を「水貼り」と言います。主に位置調整が必要な場合や、透明色など気泡やムラが気になるような素材の場合に用います。
今回は、ガラスにリタック処理した、切り文字を貼っていきます。

メリット
水が乾くまでの間、貼る位置を調整・修正できます。大型のシートにおすすめ。
デメリット
貼り付けて乾燥するまで時間がかる場合があります。
「水貼り」について

「水貼り」施工の4ステップ

  • 1 ステップ1
    貼り場所をキレイに清掃後、全体に水をスプレーします

    まず、貼り場所をワイパーなどで綺麗に清掃します。その後、貼り場所とシート全体に水をスプレーします。
    (中性洗剤を水に数滴入れておくと貼りやすいです。)

    中性洗剤入りの水
    中性洗剤入りの水 市販の中性洗剤と水を
    約1:50の割合で
    混ぜたもの。
  • 2 ステップ2
    貼る位置を調整しながら、シートを貼りつけます

    シートを滑らせながら貼る位置を調整していきます。(滑りが悪い場合は、洗剤の量を増やしてみましょう)

  • 3 ステップ3
    水を抜き出しながら圧着します

    貼る位置が決まったら、シートと貼り付け面の間にある水や空気を「プレスタ」を用いながら抜き出し、圧着していきます。終わったら、シートや周辺の水を拭き取りましょう。

    プレスタ
    プレスタ シート圧着用のヘラのこと。広い面積のベタ貼りはゴム製のスキージが便利です。
  • 4 ステップ4
    リタックシートをはがします

    圧着したら、リタックシートをゆっくりとはがしていきます。(気泡が残ってしまった場合は、カッターで小さな穴を開け指で圧着します)

「ドライ貼り」について

装飾用シートを貼るときに、水を使わずそのままの状態ではる方法を「ドライ貼り」といいます。主に水が使えない被着体や環境の場合に用いる方法です。
今回は、ガラスにリタック処理した、切り文字を貼っていきます。

メリット
水を使わないので短時間で貼り付けられます。小さめの切り文字などにおすすめ。
デメリット
貼り付け後、位置修正などができません。
「ドライ貼り」について

「ドライ貼り」施工の4ステップ

  • 1 貼る位置を決めて、仮止めします
    >貼る位置を決めて、仮止めします

    装飾用シートを貼付ける位置を決めてから、マスキングテープを利用して、施工面と装飾用シートの左右位置を固定します(ドライ貼りの場合、位置修正ができませんのでご注意ください)。

    マスキングテープイメージ
    マスキングテープ 簡単にはがすことができ後残りもしないため、仮止めに便利です。
  • 2 裏紙を折り返します
    裏紙を折り返します

    裏紙を少しでけめくり、折り返します。
    折り返した部分から貼っていきます。

  • 3 プレスタで、シートを圧着させていきます
    プレスタで、シートを圧着させていきます

    プレスタを使い、シートを圧着させてながら、裏紙を同時めくって、貼り進めていきます。

    プレスタイメージ
    プレスタ シート圧着用のヘラのこと。広い面積のベタ貼りはゴム製のスキージが便利です。
  • 4 リタックシートを剥がします
    リタックシートを剥がします

    圧着したら、リタックシートをゆっくりと剥がしていきます。(気泡が残ってしまった場合は、カッターで小さな穴を開け指で圧着します)

カッティングの方法

装飾用シートの2つのカッティング方法

このページでは、カッティングシート®をはじめとした装飾用シートの基本的なカッティング方法をご紹介します。
小さシンプルな図柄なら手作業で簡単にカッティングしていただけますが、
複雑な図柄や、大きい図柄は、データを入稿し、カッティングマシン(プロッタ)を保有する施工店に加工を依頼しましょう。

装飾用シートの2つのカッティング方法

手作業でカットする

手作業でカッティングとは?

印刷した原寸原稿をもとに、カッターナイフ等を利用し、手作業で装飾用シートをカットする方法のことです。小さな図柄、シンプルな図柄などの場合は、手作業で十分美しく仕上げていただくことができるでしょう。

必要な道具
  • 原寸の原稿
  • カッティングシート
  • セロハンテープ
  • ペーパーセメント
  • カッターナイフ
  • リタックシート(複雑な図形の場合のみ必要となります)
手作業でカッティングとは?

手作業でカットする流れ

  • 1 必要な道具を用意します
    必要な道具を用意します

    印刷した原寸原稿と、カッティングシート®などの装飾用シートを用意します。
    ※IROMIZUの場合のみ、表面の保護フィルムをはがしてください。

  • 2 原稿を貼り付けます
    原稿を貼り付けます

    原稿の裏に、ペーパーセメントをムラのないように塗り、乾いたらカッティングシートの上に貼り付けてください。

  • 3 カットしていきます
    カットしていきます

    原稿とシートを、カッターナイフを用いてカットします。その際シートのみをカットし、裏紙まで切らないように気をつけてください。※裏紙を切ってしまった場合は、セロハンテープで補強しましょう。

  • 4 貼り付けた原稿をはがします
    貼り付けた原稿をはがします

    必要な図柄部分だけを残し、貼り付けた紙原稿をはがしていきます。切り忘れが無いかどうか、ここで最終確認をしていきます。

  • 5 カス取り(剥離作業)をします
    カス取り(剥離作業)をします

    カッティングシートの不要な部分(カス)を取り除き、必要な図柄だけを残します。単純な図案の場合は、これでカット作業は終了です。

  • 6 リタックシートを貼ります
    リタックシートを貼ります

    複雑な図形の場合は、カス取りが終わったカッティングシートの上からリタックシートを貼ります。これでカット作業は終了。あとは実際の貼り付け作業にうつります。

カッティングマシンでカットする

カッティングマシンでカットする方法とは?

装飾用シートを、専用のマシンでカットする方法のことです。
複雑な図柄も、データどおりの輪郭・形状で、正確かつスピーディーにカットできます。また金型などが不要なためトムソン加工などに比べ費用削減が実現でき、また試作時の形状確認にも利用可能です。
カッティングマシンは、特別な機械ではないので、シートを扱う施工店ならほとんどが保有しています。
依頼する施工店にご確認ください。

カッティングマシンでカットする

カッティングマシンでカットする流れ

  • 1 カットデータを入稿します
    カットデータを入稿します

    カッティングマシンを保有する施工会社に、illustratorなどで制作したデータを入稿します。
    (アウトラインデータを入稿しましょう)。

  • 2 プロッターでカッティングし、カス取りをします
    プロッターでカッティングし、カス取りをします

    プロッターへデータを転送すると、パスに沿ってシートがカットされます。いらない部分(カストリ)をしていきます。

  • 3 リタックシート処理します
    リタックシート処理します

    貼る際に、シートを転写するためのリタックシート(アプリケーションシート)加工を施します。
    貼り付ける場所や素材を施工店に伝え、適切な加工をしてもらいましょう。

シート素材の選び方

装飾用シートの選び方

装飾用シートには、様々な種類があります。主に用途や機能によって、製品ブランドわけされています。
また、見た目の種類も、不透明・半透明・透明の違い、金属の風合いなどございます。
用途や種類に合わせてお選びください。

装飾用シートの選び方

A用途から選ぶ

  • 屋内の装飾に使いたい
    屋内の装飾に使いたい

    「貼るペイント」として40年以上様々な用途にご利用いただいているカッティングシート®をはじめ、展示会やイベント、ウインドウディスプレイなど、屋内装飾に適したシートを豊富にご用意しています。

    適した製品
    カッティングシート® フォグラス マテリオ IROMIZU
  • 屋外の装飾に使いたい
    屋外の装飾に使いたい

    看板やネオンサイン、車両や船舶のマーキング等、長期間の屋外装飾に適したシートをご用意しています。耐候性・耐熱性・耐水性・耐油性に優れ、色彩も豊か。粘着強度も高く、表面の粗い素材にも対応します。

    適した製品
    ノックスタフカル
  • ガラスをスリガラス調にしたい
    ガラスをスリガラス調にしたい

    透明ガラスに貼るだけですりガラス調の風合いが得られるシートをご用意しています。溶剤系インクジェットプリントにも対応しているため、グラフィカルなデザインから清楚な外観装飾まで幅広い演出が可能です。

    適した製品
    フォグラス

B種類から選ぶ

  • 単一カラー
    単一カラー

    短期・屋内用に用いられるカッティングシート®のレギュラータイプ、屋外用のノックス&タフカル、テンタック。すべて膨大な色彩体系から厳選した豊富なカラーバリエーションからお選びいただけます。

    適した製品
    カッティングシート® ノックスタフカル テンタック
  • 金・銀・蛍光・特殊カラー
    金・銀・蛍光・特殊カラー

    金・銀などのメタリックを始め、蛍光色なども豊富にご用意しています。また、本物の金属を用いたシートもございますので、用途と表現に合わせてお選びください。

    適した製品
    カッティングシート® タフカル マテリオ
  • 透明色
    透明色

    ガラスなど光を透過する素材に最適な透明色も数多くご用意しております。短期も屋外長期の仕様もございます。また異なる色彩を重ねることで表現力が無限に広がる「IROMIZU」も当社独自の商品です。

    適した製品
    カッティングシート® フォグラス IROMIZU

C機能から選ぶ

  • ガラスの飛散防止がしたい
    ガラスの飛散防止がしたい

    ガラス面にシートを貼ることで、災害時等に発生するガラス飛散を防止することができます。意匠性や紫外線(UV)カット機能・防虫効果を兼ね備えたシートなど、用途に応じて様々な商品をご用意しています。

    適した製品
    セーフティーコントロール
  • ガラスの断熱性を上げたい
    ガラスの断熱性を上げたい

    断熱性の高いシートを貼ることでガラスへの熱線透過を抑え、空調効果を高めます。貼ってあることが分からないほどの透明度を持つため、装飾や演出を損なうことはありません。

    適した製品
    セーフティーコントロール
  • 停電時の避難誘導に
    停電時の避難誘導に

    太陽や照明の光エネルギーを吸収し蓄積する機能を持つシートは、停電時など、他の光が入らない際に瞬時に発光するため、非常階段への誘導サインなどに有効です。安全防災対策に、ぜひご利用ください。

    適した製品
    蓄光製品

装飾用シートとは?

装飾用シート

装飾用シートとは、主に塩化ビニル樹脂系フィルムの裏面に粘着剤がついたもの。
ハサミやカッターナイフ、カットマシンを用いて簡単にカッティングできるので、あらゆるデザイン表現・空間演出に利用されています。
私たち中川ケミカルがこの装飾用シートの開発に成功したのは、50年以上前のこと。装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。

装飾用シートとは?

装飾用シートの種類

装飾用シートといっても、その種類は様々。目的や用途、また使用場所や理想の演出イメージに応じて、最適な装飾用シートを選定する必要があります。装飾用シートには製品により色彩や質感など様々な違いがありますが、まず最も重要視すべきは耐候年数。屋内装飾や期間限定のイベントに最適なのは、〜3年程度の短期用シートがおすすめです。また屋外装飾や車両などへ使用する場合は、〜5年以上の長期用シートがよいでしょう。

装飾用シートの種類

様々な用途に使われています

装飾用シートはあらゆる用途に利用されています。たとえば店舗看板やショーウインドウの装飾、パーテーションの目隠し、あるいは車やバイクのドレスアップ。最近ではDIYを楽しまれる個人の方々に、家具や家電のデコレーション、ウォールステッカーとしてご利用いただくことも増えてきました。低コストで空間の表情を自由自在に変えられることこそ、装飾用シートの何よりの魅力です。

さまざまな用途に使われています

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カッティングシート WEB SHOPは、イーノックス株式会社が、グループ会社である株式会社中川ケミカルの商品をメインに販売するお店です。

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